就活に失敗した男の年収遷移を公開
ゲーム開発者が自分の給料を公開するハッシュタグが広がっているようです。
ゲーム開発者の間で、自身のキャリアとその時期に受け取っていた給与を公開する動きが活性化している。Twitterにて「#GameDevPaidMe」とのハッシュタグが拡散され、各デベロッパーが自身の受け取っている給与を公開しているのだ。
この記事をみていい機会なので私の社会人一年目から現在までの給与の遷移を振り返ってみたいと思います。
住んでいる場所は北海道（札幌）のためその感覚で見ていただければと思います。
学生時代の生活
まず学生時代の生活ですが、バイトと親からの仕送りで月10万円で暮らしていました。
10万円の内訳
・食費：2万円
・家賃 ：4万円
・水道ガス電気：1万円
・携帯ネット代：1万円
・雑費：2万円
休みの日はブックオフやTSUTAYAなどを巡り、家ではパソコンでハンゲームをしたりギターを弾いていました。今思うとお金がほとんどないですがあまりお金を使っていなかったためそこまで貧乏な生活をしているとは思っていませんでした。
19歳〜（アルバイト 販売士時代：年収190万円）
専門学校在学中に携帯電話の販売員としてアルバイトを始めました。この仕事を選んだ理由ですが、当時組んでいたバンドメンバーが携帯電話の販売員として働いており「シフト勤務なのでライブをしやすい」という話を聞き働き始めました。卒業後はそのまま正社員にしてくれると言っていたのでそれを信じて働いていたのですが、私が卒業するタイミングで会社の組織が変わり、正社員にしてくれると言っていた人も退職してしまい正社員になることはできませんでした。慌てて他の会社も受けてみましたが時すでに遅しという感じで卒業後もそのままアルバイトとして販売員として働くことにしました。つまり就活に失敗してしまいました。
給料は月に15〜16万円ほどで手取りが12〜13万円くらいでした。ただ今まで月10万円で生活していたのが使えるお金が2、3万円増えたので嬉しかったのを覚えています。
21歳〜（正社員 販売士時代：年収230〜280万円）
販売員として働き2年くらい経った時でした。「この売り上げを達成したら正社員にしてあげる」と言われました。この時期は怖いもの知らずでそれなりに販売していた時期でした。この申し出を受諾し、無事達成したことで正社員になることができました。
これにより給料が月18万円プラスボーナスが2万円（夏・冬）になりました。ここに販売成績により手当がでました。給料が増えたので30万円くらいするギターをローンで購入したのを覚えています。年収でいうと230万円くらいです。
会社内で給料を上げるには「店長になる」か「優秀な販売成績をおさめて粗利を上げる」か「資格をとる」ことでした。販売成績は時期によって波があったため私の戦略としては「資格をとる」ことにしました。資格をとるとその分基本給が上がるため効果が大きいことに気がつきました。勉強度合いに応じてリターンが大きい資格を調べ、いくつか資格を取ることで月の給料が20万円くらいになりました。
28歳で販売士をやめプログラマに転職するのですが、店長になったり、昇給や資格のおかげで年収が280万円くらいになっていました。この頃には結婚をして子供もいたのでもっと稼ぎたいという気持ちになっていました。
28歳〜（未経験プログラマ時代：年収300万円）
私の計画では28歳であれば280万円、30歳であれば300万円という具合に年収を上げていきたかったのですが、このまま販売士を続けても年収アップは難しそうでした。そのため一念発起してプログラマに転職することにしました。
未経験でこの年齢ということもありましたがなんとか年収300万円の会社に転職することができました。
この会社には3年間お世話になることになりますが、資格手当が出たのでこちらでも資格を取得して給料を上げていきました。退職時には330万円くらいになっていたと思います。
31歳〜（現在：年収360〜450万円）
3年ほどの経験を持ったプログラマとして転職をしました。年収は年齢を考慮されたのか360万円として入社しました。この会社でも前の会社と同じように資格手当があったため資格を取得する戦略を取りました。また残業が多く残業代だけでも月に2〜4万円くらいプラスになりました。転職1年目は390万円くらいでしたが、2年目で昇進し480万円くらいまで年収があがり、3年目で500万円に到達することができました。余談ですが私の父親が年収500万円でこの額を目標にしていたので私も500万円を達成したのは嬉しかったです。
しかしこの年収は月に20〜30時間ほど残業した時の給料のため実際には450万円くらいの年収です。
振り返ってみて
今回振り返ってみて思ったのが結婚したことで「稼がなくてはいけない」という強い気持ちを持ったことが年収アップに繋がったような気がします。
販売士時代は年収が低かったですが、自分としては満足した生活をしていました。若いからというのもありますが、そのまま転職をせず販売員を続けていたら今頃悲惨になっていたかもしれません。28歳未経験は転職する年齢としてはギリギリの気もするのでそういう意味で結婚してよかったと思います。
プログラマに転職したばかりの数年は未経験ということもありかなり辛かったですが、今となっては転職してよかったです。今後はさらに年収を上げられるようになっていければと思います。
- soon
1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。
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