【PS4】DEATH STRANDING フラジャイルを守ってあげたくなった話(若干ネタバレ有)
相変わらずデスストランディングをプレイしています。今回はフラジャイルについて書きたいと思います。
デスストランディングに登場する女性キャラといえば「フラジャイル」がいます。この女性はフラジャイルエクスプレスという配達会社の社長で、各地に荷物を運んで分断された人々を助けていました。
世界観もよくわからないゲームの始めに出てきて、いきなりクリプトビオシス(ちょっと気持ち悪いイモ虫)を「食べる?」と聞いてきます。え?この虫って食べれるの?なんで?
フラジャイルは道先で出会う度に重要な話をするのですが毎回この虫を食べるか聞いてきます。そしてサムは必ず断り、フラジャイルが自分で食べるというのがパターンでした。
実に美味しそうに食べます。
※クリプトビオシスは食べると血液ゲージを回復できるためゲーム上意味があります。
正直「なんだこの人は?」と思いながら物語をプレイしていたのですが、フラジャイルの過去を知ると印象が180度変わりました。
※以下ネタバレ
街の人々を守るために
フラジャイルはヒッグスと協力して荷物を運搬していました。しかしこのヒッグス、実はテロリストで、爆弾を使って街(ミドルノットシティ)を吹き飛ばそうとします。
自分たちが運んでいる荷物に爆弾が紛れていることを知ったフラジャイルはクレーター湖に爆弾を沈めて処理しようとします。そうしなければ爆弾が爆発してしまうと街が吹き飛んでしまうからです。
しかしヒッグスに捕まってしまいます。ここでヒッグスにある提案をされます。それは肌を露出したまま(下着姿)時雨の中爆弾をクレーター湖まで持っていくか、逃げ出るかです。
下着姿で外を歩くのが恥ずかしいとかそういうことではなく、時雨の中肌を露出して歩くというのがまずいです。
時雨とは触れたものの時間を早め劣化させる特性を持ちます。生物の肌に触れると老化してしまいます。つまり自分の身体を犠牲にして街を守るかどうか選択を迫られています。フラジャイルは帰還者のため爆発で死んでもまた生き返りますが時雨にされされると身体はダメージを受けてしまいます。
爆弾を処理することを決心したフラジャイルはヒッグスにマスクをかぶせられます。テロリストとして顔はそのままにしておくというヒッグスのえぐい配慮です。
「”壊れもの”を届ける。私はフラジャイル。」震えながらもこの言葉を何度も繰り返し、時雨の中走り出すフラジャイル。
しかし結果は失敗。街は吹き飛んでしまいます。
この話を聞いてフラジャイルがとても可哀そうになり、彼女を守ってあげたくなりました。自分を犠牲にしてまで街を守ろうとしたこと、結果失敗してしまい自分がテロリスト扱いされてしまったこと、そして爆弾を処理しようと行動をしたことを今では後悔していること….。後悔しているというのがとても人間らしくて好きです。
さて、かなり重たい話をしましたが、こんな話の後でもフラジャイルはぶれません。当然のようにクリプトビオシスを「食べる?」と聞いてきます。
今回はサムも躊躇しながらも受け取ります。
食べた!!
会うたびにクリプトビオシスを食べるか聞いてきたのはこの為の布石だったのですね。サムも少しずつですが心を開いているようです。
レア・セドゥ
ちなみにフラジャイルのモデルはレア・セドゥという女優さんのようです。調べてみると007のボンドガールだったようです。