【PS4】DEATH STRANDINGをクリアしたので各キャラの感想
7月から始めたDEATH STRANDINGですが、4カ月ほど経ちクリアしました。進め方も一気にクリアというより空いた時間に少しずつ進めていたので結構長い期間やっていました。どんどん配達やインフラ整備が楽しくなり、ストーリーもこの正解の謎に近づいていくにつれクリアしてしまうのがもったいなかったです。
以下がクリアした時のデータです。
総プレイ時間は61時間35分でした。これだけの時間遊べたら大満足です。
感想
今までPS4のゲームはFF15やドラクエ11、グランツーリスモスポーツ、ニーアオートマタ、デトロイトなどやってきましたが、その中でもトップクラスで面白かったです。FPS系が苦手な自分には物を運ぶということにスポットを当て、戦闘がメインでないことがハマりました。そして世界観にぐいぐい引き込まれて続きがきになるけど、配達もしたい、まずはインフラ整備しなきゃ進めない!という感じでプレイ時間が増えていきました。
最後の方でビーチを走るアメリをサムが笑顔で追いかけるシーンがありましたが、サムってこうやって笑うんですね。本当ならこのまま幸せになってほしかったですが当然そんなことはなかったです…。
せっかくクリアしたので各キャラクターについて自分の感想を書きたいと思います。
※クリアした人向けに書きますのでネタバレを含みます
サム
ウォーキングデッドで弓矢使ってた人に似ていると思ったら、このゲームは実在の人がモデルになっているのですね。まずここが新鮮でした。
「俺はアメリカがどうなろうがしったこっちゃない」といいつつ、結局おつかいをする羽目になるのは主人公のあるあるですが、サムもまさにそのタイプでした。序盤では接触恐怖症のため人と接触することができなかったのですが、徐々に克服し特にBBへの扱いはまるで我が子を思う父親のようでした。まぁあれだけ一緒にいれば嫌でも感情移入しますよね。ゲーム中盤でBBがいなくなるところではとても寂しそうでした。
伝説の配達屋ということで数百キロもある荷物を「むむぅ」という唸り声と共に背負いあげ、山だろうか川だろうがどんどん進んでいく姿は驚異的です。私はイージーモードで遊んでいたので敵に襲われても殴るだけで倒せました。
プライベートルームでは結構おちゃめな面をみせて楽しませてくれました。
デッドマン
手錠端末を自由に操りサムに色々と説明をする姿はそうとうプレゼン慣れしていますね。プレゼンとBBが好きな汗っかきの小太りおじさんというイメージでした。
デッドマンは「ダイハードマンが怪しい」とかいって(そりゃあんな仮面かぶっていれば怪しい)ミスリードを誘い実はこの人が黒幕じゃないの?と思っていました。しかし特にそんなことはなく、いつのまにかBB愛溢れるおじさんとなっていました。
やけにボディータッチしてきてはサムに嫌な顔をされていてかわいそうでしたが、サムへの信頼は厚かったです。。臓器の7割を死体から移植しているようで自らフランケンシュタインだといい、それがデッドマンというコードネームの由来のようです。
フラジャイル
この人はゲーム序盤と終盤で全然印象が変わりました。最初はやけに虫を食べるのを進めてくる変人かと思っていましたが、中々ヘビーな過去を持っており、信念を持って行動していました。
その辺は以下の記事で書いています。
サムもフラジャイルには心を開き、イイ感じになっていくと思っていたのですが、サムはアメリ一筋なのでそうはなりませんでした。テレポートができるため、最後の方はみんなのアッシー君てきな感じで使われ、終盤衰弱していたのが可哀そうでした。
ダイハードマン
ダイハードってジョン・マクレーンが主人公のあの映画か?と思いました。ダイハードマンの本当の名前がジョンというらしくそのまんまじゃん!と思いました。
なんでこんな仮面をつけた人が長官としてみんなに指揮しているのか謎ですがなんだかんだいい人でした。最後泣きながらサムに全てを告白するシーンでのジョンの顔は忘れられません。
この人の素性が明らかになっていくことが物語でも大きなポイントですね。素顔は意外と普通です。
やたらいい声でサムに指示をだしてきますが、配達中にイラっとすることも話してきます。何度も「じゃあお前が配達しろよ」と思いました。最後は仮面をとり次の大統領になります(大丈夫か?)。
ハートマン
この人を初めて見た時は「あれ?松岡(TOKIO)君?」と勘違いしました。日本人でも主要キャラになっているんだなぁと思ったものですがよくみたら違いました。(ニコラス・ウィンディング・レフンという映画監督がモデルのようです)
21分に1度心臓が止まる体質で、その度ビーチに家族(妻と娘)を探しにいっているという生活をしています。
過去に対消滅によって妻と娘を失っており、自身も心臓の手術を受けていた病院が被災したことで心停止状態に陥る。その際に入り込んだビーチ(同じ対消滅で死亡した他の人々と共有されているビーチ)で海(あの世)へ歩み去ろうとする妻と娘を見つけるものの、自身はAEDによる蘇生で陸=現世へ引き戻され、それ以来妻と娘とは離れ離れとなってしまっている。以来、彼は妻と娘に再会するべく、定期的にビーチを訪問しては家族を探す日々を送っている。その結果、心臓はハート型に歪曲し、ハート型心筋症を患う。自身の心臓の分身としての存在のハート型の湖が眺められる位置に研究所兼自宅を構えている。
最初はやけに陽気な研究者くらいなイメージでしたがこの話を聞いてなんとも言えない気持ちになりました…。実際に子供がいる私にとってこの手の話には弱いです…。
ママー
本名はモリンゲンといいますが覚えにくいです。ママーというコードネームの由来ですが
過去に出産のため入院していた病院がテロによって崩壊し、長時間に渡って瓦礫の下敷きとなっていた。その間に胎内にいた彼女自身の子供はBT化し、BTとなった子供の泣き声によって彼女は救助隊に発見されることとなる。それ以来彼女は子供がBT化した場所を離れることができず、病院の跡地に研究所を構えて生活している。
と中々ヘビーな経験をしています。可哀そうです。こんな世界でなければ元気な赤ちゃんを産んで普通のママをしていたのでしょうか。事あるごとに「子供がいるからここを離れられないの…」と言ってくるので「デッドマン辺りがちょっと面倒みてやればいいのに」と思っていたのですが、BT化してちゃ無理ですね。ちなみに主要メンバーの中では唯一サムと混浴ができます。(サムはデッドマンは一緒にシャワーを浴びますが…)
ロックネ
初めてロックネに会った時サムが「ママー?」と間違えていましたがそんな似てるか?というのが最初の印象でした。ママーの双子の妹です。
出会ったころはやけにツンツンしていましたが、サムとの壁が取れてくると普通に接してくれるようになりました。凄い人なんだろうけどママーのエピソードが終わるとちょっと影が薄くなってしまいました。
クリフ
最初に登場した時はスゲーやばそうな悪役が出てきたなと思いました。しかし実は妻が脳死状態になっており、ストランド大統領に子供だけでも助けてやると言われ、信じていたにも関わらず、実は息子と母親をカイラルネットワークの実現のために利用されていて…というこの人もかなり可哀そうな人です。
要所要所でサムの前に立ちはだかり、BBを取り戻そうとしてきますが実はサムの父親です。最後のボスかと思っていたら実はめっちゃいい人でサムと親子のシーンは本当に感動しました。
左手で指を2回くいっくいっとして兵士を指揮する姿は真似したくなります。
ブリジット・ストランド大統領
クリフが不幸になった元凶。『デスストランディング ブリジット』と検索すると『クズ』が予測検索に出てきます。分裂アメリの現実側といえばいいのでしょうか?
サムの育ての親で最後のアメリカ大統領です。サムにアメリカを繋ぎ直すことを託し、ゲーム序盤で死にます。カイラルネットワーク実現のためクリフの子と母親を実験に使った張本人で、ダーハードマン(当時はジョン)にそれらを指示していました。
結局その時の赤ん坊を自分で育てることに決めそれがサムでした。
アメリ
デスストランディングのピーチ姫です(自分でも言っていたし)
この人を救うためにサムは徒歩でアメリカを横断し、カイラル通信を繋ぎました。アメリの正体は「絶縁体」でみんなのビーチの上位にある「上位次元ビーチ」の持ち主です。肉体がビーチにあるため年をとらずこの容姿のままです。サムはアメリに好意を持っているため(妻は死んでしまったし)アメリの頼みは断ることができません。それだけでアメリカ大陸にカイラル通信を一人でつなぐとかよく考えるとすごいパワーですね。
物語の中では一人だけやけに派手な格好をしていてビーチでもハイヒールで走るなどなんとなくこの世の人とは思えない雰囲気を出しています。