新卒の時アドウェイズの一次試験を突破し二次試験を辞退した話

私は新卒の時に就職に失敗し、アルバイトの販売士として社会に出ました。そこから社員になり、店長になり、転職してIT業界に入ったのですが実は新卒の時に『アドウェイズ』にも応募し、一次試験を突破して二次試験に進み辞退したことがあります。今回はその辺の話をしたいと思います。

 

2004年頃の当時の私は「働きたくない」と心から思っていました。就職氷河期の中で専門学校卒にはなかなか厳しい状況で、求人を見ても聞いたことのないような会社の聞いたことがないような業務で全然魅力的に感じませんでした(私の勉強不足です…)

ある日新卒向けの大規模合同企業説明会があり参加しました。広い会場の中に何十社も出店しており、その中に『アドウェイズ』がありました。ブースの前にはハキハキした男の人がチラシを配っており、「今からまた説明するんでちょっと寄って行きませんか?」とブースの中に案内されました。

アドウェイズは全く知らなかったのですが、説明を聞くと当時のアドウェイズはまだ上場する直前でいけいけのベンチャーといったイメージでした(上場したのは2006年のためこの2年後くらいに上場したことになります)。事業内容として説明されたのが『ブログなどのページを下までスクロールするとその人に合わせた広告が表示される』というものでした。今では普通のことですが、当時はその人に合わせて広告を表示するなんて凄い技術を持っているんだなと関心したのを覚えています。

そして説明会の中でさっきブースの外でチラシを配っていたのが社長だったということ、そして社長は中卒だということを聞かされました。社長も「私は中卒だからここにいる人は私よりみんな高学歴だ。だから学歴関係なくやる気のある人をとる」みたいなことを熱く語っていて学歴コンプレックス気味だった私は救われた気持ちになりました。そして面白そうだからということでその場でエントリーを申し込みました。

 

一次試験


後日一次試験が行われました。ちょっとした会議室のようなところに20〜30人くらいいたと思います。

まず簡単な会社説明をされた後に「ちなみに我が社は上場を目指していて残業もとても多い。毎日0時くらいまで仕事をするのも普通だ。ここまで聞いてうちの社風と自分は合わないなと思う人はここで帰ってもらってもいいです」と言い出しました。私も「そんなに働きたくないなぁ」と思いながらもせっかく来たからここで帰るのもなんかもったいないという気持ちで残りました。しかし実際に1/3くらい帰ったのである意味win-winだったのではないでしょうか?

一次試験はグループワークでした。5〜7人くらいのグループに分かれ、とあるテーマについてディスカッションをする。それを最後に発表してもらうということでした。で、出された条件がまずはリーダーを決めること。そのリーダーに発表者や進行など任せるというものでした(確か)

リーダーは立候補した人がいたのでその人に任せ、まずは簡単な自己紹介をし、ディスカッションが始まりました。

話したテーマとかは全く覚えていないのですが、答えがありそうでないようなものだったと思います。途中で話が関係ない方向にそれてしまい、軌道修正をしようと試みたのですが上手くいかず終了しました。最後に『ディスカッションをやってみて』の感想文のようなものを提出したのですが、そこで軌道修正できればよかった的なことを書いた覚えがあります。

さて、そんなこんなで一次試験が終わりましたが後日まさかの通過連絡がきました。ただ、どうしても毎日0時まで働くのはいやだなぁと思い二次試験の前に辞退しました。

 

 

今思うこと


現在私はIT業界にいますが、当時もしアドウェイズに内定を頂き入社していたらどうなっていたかな?と考えることはあります。そこで結果を残せていたら今よりもスキルはあったでしょう。

ただ「仕事したくない病」にかかっていた当時であれば続かず、すぐに退職していた可能性が高かったと思います。

たらればを言えば切りがないですが、当時受けた会社がまだあり、上場までしているのはなんとなく嬉しいものです。

 

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。