未経験プログラマー物語【第三章 テスター編①】初めての現場

3カ月の研修が終わり、ついに社外に出ることになった半灰。今回は東京で作ったプログラムをテストするチームに配属されました。メンバーは半灰を含めて4人。不安と期待が入り混じる中、ここからプログラマーとしての一歩が始まります。

登場人物

半灰(はんばい) 主人公。未経験からプログラマーを目指し3カ月の研修を終えて初めて現場に配属された。

貝見男(かい みるお) プロジェクトのリーダー。主に東京とのやり取りの窓口となり指示をだす。40歳。

骨川右京(ほねかわ うきょう) 半灰と同い年の28歳で業界歴8年ほどのプログラマー。貝見の右腕的存在。

四各とれ子(しかく とれこ) 新卒で初めて現場に配属された女の子。学生時代に情報セキュリティスペシャリストを取得した将来有望な新人。


配属初日。メンバー同士の挨拶もそこそこに貝リーダーより早速仕事の内容の説明がありました。

貝リーダー「ではこれからみんなにしてもらいたいことを説明する。今回は運用管理ツールを使ってシェルが正しく動くかジョブのテストしてもらいたい。期間は約1年ほどの予定で、開発自体は東京で行っているからね。とりあえず今週は準備期間ということで資料を読んでもらうことになるだけど。正直開発が遅れているようでまだあんまりやることがないんだよねー。まぁ何かあれば私か骨川君に聞いてね。」

そういってそそくさと場を後にする貝リーダー。運用管理ツール?シェル?ジョブ?…研修では出てこない単語に戸惑う半灰でした…。とりあえずパソコンに向かい指示された資料を読み始めることにしました…。

解説


ついに現場に配属された半灰ですが、開発ではなくテスターということで戸惑っていますね。経験問わず初めて現場に入る時は案件内容を覚える意味でも最初はテストを振られるということはよくあります。テストをしつつシステムの動作を覚え、ゆくゆくは開発にまわるというのが効率よい(そしてメンバーの手もあまりかからない)方法なのでしょう。常に1対1で相手が出来るほどみんな暇ではないですからね。

さて、今回の半灰の仕事について解説します。

まず上の画像をみてください。これは「JP1」というアプリケーションのジョブ監視画面になります。ジョブとは処理をまとめたもののことで。この画像でいう緑や水色の四角のことです。

とはいっても何のこっちゃという感じだと思いますのでもう少し突っ込んで解説します。例えば「午前0時になったらフォルダ/tmp/etc/配下にあるファイルを取り込んでファイルの中身をデータベースに登録する」という作業をしたいとします。この処理は

「午前0時に起動する」

「/tmp/etc/にファイルがあるか確認する」

「ファイルがあったら取り込む」or「ファイルがなければ終了する」

という処理にわけることができます。この処理の単位がジョブになります。で、午前0時になったと仮定して先頭のジョブを動かし、後続のジョブがきちんと動作するかどうかテストをするというのが仕事になります。JP1というアプリ上ではこのジョブを視覚的に四角い箱で見せてくれているわけですね。ちなみに四角の色は緑なら正常終了、赤ならエラーなど意味があります。

実際にはこのジョブの中でプログラムが動くのですが、そのプログラムは東京で作っているということでこちらでは見ることができないようですね。

簡単にいうと先頭のジョブを起動してケースによりジョブが正常終了するかエラー終了するかみるというものになります。


半灰「なるほど…。研修ではプログラミングをしていたのでてっきりそういう仕事をするのかと思ったらひたすらテストをするのか。でもまぁ面白そうだから頑張ってみるか。

つづく

 

プログラマ物語目次

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。