未経験プログラマー物語【第五章 ECサイト改修編③】おせっかいがありがたい

配属翌日、簡単な作業を依頼された。名前や住所を入力する画面があり、登録ボタンを押す入力した値がデータベースに登録される。この画面に『備考』項目をひとつ追加する作業だ。具体的にはテキストボックスをひとつ増やすことになる。当然、登録ボタンが押されるとこの項目もデータベースに登録される。この作業をふられたのは、画面の入力からデータベースの登録までどのような仕組みになっているか勉強の意味も兼ねているらしい。

ECサイト改修プロジェクトはJavaだ。研修で学んだ言語を使えるので嬉しい半灰だった。

 

半灰「うーん画面に項目を追加するのはすぐに出来たけどデータベースまで登録するのがよくわからないなぁ。」

小瀬火「おう!新しく入った人…半灰くんだっけ?調子どうよ?」

半灰「あ、小瀬火(おせか)さん。お疲れ様です。データベースへの登録がよくわからなくて…。」

小瀬火「どれどれ?自分でどこまで調べた?」

半灰「画面の項目がこのクラスに渡されるところまではわかったんですがその先がどうなっているのかわからないです。フレームワーク?って使ったことがなくて」

小瀬火「なるほどね。じゃあまずデータベースに登録するってことは絶対にしなければいけないことがあるんだけどわかる?」

半灰「絶対にしなければいけないこと…。うーん、あ!SQLを発行することですか?」

小瀬火「そう、どんな言語でもフレームワークでも必ず最後はSQLを実行してデータベースに登録するから、逆にSQLを実行しているところからソースを追っていく方法もあるよ。ちなみに答えをいっちゃうとここね?」

そこから小瀬火さんから全体の流れを簡単に教わった。

小瀬火「まぁ入ってすぐシステム全体の流れなんてわからないからね。でもちゃんと勉強するんだぞ?」

半灰「わかりました!ありがとございます」

 

それから何かと気にかけてくれる小瀬火さん。小瀬火さんはPCサイトのリーダーだけどそれだけでなく全体を通してよく知っていた。何かあると色々なところに顔を出しているうちに詳しくなったらしい。小瀬火さんに聞く事ができて作業も順調に進んでいく。

 

解説


半灰くんも新しい職場で順調に仕事が進んでいるようで良かったですね。

小瀬火さんのように進捗管理をしているわけではないのに周りを気にかけて進んで助けてくれるような人はとても珍しいです。大体はわからない人のほうから聞きにいくことがほとんどです。人によっては自分のペースで作業しているのに「大丈夫?」とか聞かれるとうざったがられることが多いです。しかし新人や経験の浅い人は疑問がつきないです。質問したいけどこれは聞いていいのか?もう少し調べてから聞いたほうがいいのでは?そんなことを考えているうちに気が付いたら何時間も経っていたということもよくあります。なので小瀬火さんのように向こうから様子を聞いてくれる人は新人だとありがたがる人も多いのではないでしょうか?

おせっかいととるか、救世主ととるかは人次第というところでしょうか。ちなみに私は救世主に見えた側でした。


 

つづく

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