LPICとLinucの違い

2018年にLinuxの資格試験である「Linuc」が誕生しました。Linuxの試験といえばLPICが有名ですが、Linucとは何者なのか。LPICと何が違うのか。

ちょうどLPICを受験しようとしていたので時系列を見守っていた者として書きたいと思います。

2018年になにが起こったか


LPICはLPI(Linux Professional Institute Inc.)という団体が運営しています(本拠地はカナダ)。その試験を日本では2000年より『LPI-Japan』という組織が行ってきました。

しかし2018年3月LPI-Japanは突然『Linuc』という日本独自の認定試験を開始しました。その後LPICは取り扱わないようになっています。

そこでLPI(カナダ)は日本でLPICを実施するために『LPI日本支部』を設立し、引き続きLPICを日本で提供しています。

まとめると

■2018年以前

LPIC → LPI-Japan

■2018年3月以降

LPIC → LPI日本支部

Linuc → LPI-Japan

となっております。

LPICと検索すると…


LPICをネットで検索するとLPI-Japanのホームページがヒットします。当然LPI-JapanではLPICではなくLinucの試験しか提供していないため、「あれ?LPICってLinucって試験に名前変わったの?」と勘違いしてしまうわけです。

現時点で試験内容はLPICもLinucも大差はないようですが、LPICを受験したかったのに間違えてLinucを受験してしまったということが内容に注意しましょう。(LPICは世界的知名度がありますが、Linucは日本独自のLinux試験という違いを把握しておきましょう)

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  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。