toe / the book about my idle plot on a vague anxiety

toe / the book about my idle plot on a vague anxiety

2005年8月31日発売

  1. 反逆する風景
  2. 孤独の発明
  3. tremolo + delay
  4. 向こう岸が視る夢
  5. all i understand is that i don’t understand
  6. C
  7. past and language
  8. music for you
  9. I do still wrong
  10. メトロノーム
  11. everything means nothing

 

toeの1st


2005年頃はメロコアバンドを組んでギターを弾いていました。弾くのはパワーコードかオクターブ奏法、たまにアルペジオといった感じで自分のギターの引き出しのなさに悩んでいました。そんな時toeに出会いました。

インストなんて全く聴かずひたすら速くて激しくてメロディックなものに惹かれていた自分にとって初めてきいた衝撃は忘れられません。静かでありながらぴーんと緊張感のある空気感。冷たさの中に温かみのある音。きれいに絡み合うギターに歌うようなドラム、それを支えるベース。てかこのドラムはなんだ?適当に叩いているようできちんとツボを押さえている…。

インストといえばドラムはリズムをキープしてギターが動きを与えるようなフレーズを弾くイメージしかなかったのがひっくり返りました。

 

このアルバムはメロコアバンドの練習スタジオ帰りスクーターに乗りながらよく聴いていました。30分くらいの寒い夜中にtoeを聴きながら帰ったのを思い出します。ちょうどこの頃はバンドを辞めるかどうか悩んでいてつらい時期でしたがこのアルバムに勇気づけられていました。結局バンドは辞めて違うバンドを組みましたが、メロコアを弾かなくなったあとの方向性に多少なりとも影響を受けていると思います。そういう意味では自分にとって大切な1枚です。

そこからは新作が出るたびに買っていて完全にファンです。

こんな美しい音楽が世の中にはあるんだな。

 

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。