『D・カーネギー 人を動かす -新装版-』を読みました。

以前SOFT SKILLSを読んだ時に「私の成功本リスト」という章がありました。著者が行動様式に影響を受けた本ということで何冊か紹介されていましたが、このリストの中で特に強くおすすめされていたのがD・カーネギー著の「人を動かす」でした(著者も12回読んだらしい)。IT関連の本ではなかったのですが、気になったので読んでみました。

ひたすら細かな物語が続く本


自己啓発本というものは〇〇するためには△△だから□□しよう!という感じで書かれているイメージがあったのですが、この本は全てのページにおいて登場人物のお話が書かれていることです。

例えば「人を説得する12原則」の章で「議論をさける」という項目があります。

あるお祝いパーティーで著者の右隣に座っていた男が「人間が荒ずりをし、神様が仕上げをしてくださる」という引用句に関係ある面白い話をしました。その男はこれは聖書にある文句と言いましたがそれは間違いでシェークスピアの文句であることを著者は知っていました。そのことを著者は指摘すると男はたいへんな剣幕で「そんなことはない!」と言い張りました。そこでその男の反対側に座っていた著者の友人でシェークスピアに詳しいフランク氏に意見を聞いたところ「間違っているのは君(著者)であちらのほうが正しい。確かに聖書からだ」と言いました。

パーティーの帰り道で著者はフランクに言いました「あれはシェークスピアからだよ。君はよく知っているじゃないか」するとフランクは言いました「確かにあれはシェークスピアさ。だがね、僕たちはめでたい席に招かれた客だよ。なぜあの男の間違いを証明しなければならないのか。証明すれば相手に好かれるのかね?相手の面子のことも考えてやるべきだよ。まして相手は君に意見を求めはしなかっただろう。君の意見など聞きたくなかったのさ。議論などする必要はどこにある?どんな場合にも鋭角は避けたほうがいいんだ。」

このように細かい1ページ前後で段落分けされたお話がひたすら書かれています。こういうお話形式で本が進むというのはとても新鮮で、大切な考え方がすっと入ってきました。

ちなみの上記は本の中でも特に好きなお話です。自分が満足感を得るためではなく時と場合と相手の事を考えて行動する典型的な例のように思いました。

考え方が変わる本


この本を読んで一貫していると思ったのが「相手の事を考えること」でした。そのためにはイライラしたり、かっとなって怒ったりしないことがとても大切だと気づかされました。時には自分の正論さえも押さえつけ、相手が求めていること、尊厳を守ること、そして敬意を払うことにより相手が自分に対してプラスに動いてくれるということがわかります。

自分は特に妻に対してそうしなければいけないと感じました。この本を読んで実践するようになってから家庭が円満なような気がします(笑)

時代を超え多くの人に読まれている名著


この本の著者であるカーネギーは1888年に産まれ、1955年に亡くなっています。最初の発行は1936年ということもあり今読むと話の登場人物や時代背景は古いです。ただし1981年に改訂版が出るまで世界中で読まれ、毎年平均30万冊以上売れた大ベストセラーのようです。

内容自体も細かく段落に分かれており読みやすいのでよかったらどうでしょうか?

スポンサーリンク

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です