未経験プログラマー物語【第五章 ECサイト改修編⑤】デプロイ将軍

半灰「出不労(でぷろう)さん、単体テスト終わったのでdevelopにマージしておきました。よろしくお願いします。」

出不労「了解でーす。」

ECサイトの改修のリリースは毎月ある。月初に「こういう機能を追加したい」というものが要件として下りてきて、それを一旦SEが検討し詳細設計に落とし込む。そこから誰がどの機能を改修するか振り分けてプログラマーがコーディングをする。

コーディングが終わったら単体テストというフェーズに入る。ここでは各担当者が作った機能が本当に仕様通りに動いているか確認する。そして単体テストが終了したらデプロイ担当に連絡してリリース用に準備してもらうのだ。それがチームで唯一いる出不労さんだ。

出不労さんは通称『将軍』と言われている。この人がOKを出さなければ誰が作った機能であれリリースされることはない。逆にこういう人が最終チェックをしてくれることで品質が担保されている。実に重要な人物なのだ。

 

解説


デプロイとは「使える状態にする」という意味があります。ECサイトチームはそれぞれ複数人が開発しています。複数人が開発していてもECサイトはひとつなのでそれぞれが作ったソースをひとつにまとめなければいけません。そして、そのまとめたソースを実際のECサイトで使えるようにするのがデプロイ担当の役割です。ECサイトで使えるようにするってどういうこと?と思われるかもしれませんが、デプロイという言葉は結構アバウトなのでチームや案件により微妙に違うかもしれません。

出不労さんがやっている作業はみんなが開発した機能をECサイトにリリースする作業になります。例えば半灰くんが自分のパソコンで機能Aを開発したとします。この時点ではECサイトに機能Aは追加されていません。本番で動いているソースを直接改修のはご法度です。何故ならミスがあった時にECサイトが使えなくなってしまう=事故になってしまうからです。

そのため機能Aをテストして問題なく動いているのが確認できたらデプロイ担当の人に資材をまとめてもらい(資材を固めるとか言う)本番環境に置いてもらいます。簡単ですがそれがデプロイ担当の役割になります。

テストが終わったなら開発者が直接本番環境に置けばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、一般的に本番環境を触ることが出来る人は限られています。誰でも触れてしまうということは逆にECサイトを削除したり、変に改修したりできてしまうことになるのでとてもリスクがあります。もしかしたら面倒に思う人もいるかもしれませんが事故を防ぐためにもこの方法が一般的となっています。


出不労「半灰くん、今月分も無事リリース終わったよ」

半灰「ありがとうございます!」

 

つづく

スポンサーリンク

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。